「タスクの依存関係」機能では、依存関係が設定されている関連タスクの処理状況により、特定のタスクの処理に制限をかけることができ、高度なタスク管理が可能となります。「タスクの依存関係」機能はタスクワールドの標準機能ではありません。本機能をワークスペース上で使えるようにするには、タスクワールド運営部によるバックエンドでの設定が必要となります。本機能のご利用を希望される場合は、タスクワールド運営部にまでお問い合わせください。
タスクの依存関係を設定された後、プロジェクトのプロパティーにてタスク依存関係期日調整はプロジェクト管理者のみ操作可能なアクションです。
タスク依存関係の設定
1. 依存関係を設定するタスクにクリック。
2. タスクのプロパティにての「依存関係」の横に「＋」をクッリク。
3.「先行タスク」または「後続タスク」の下にあるタスクをクリック。
※「タスクを検索」でタスクを検索することも可能です。
タスク依存関係設定後、タスクカードに依存関係のアイコンが表示されます。
備考：
・依存関係を設定したタスクを複製すると、その依存関係は複製されません。
・前のタスクの日付を元に戻しても、次のタスクの日付で常に同じ結果が得られるとは限りません。 選択した依存関係の日付調整に依存します。
・アクセス権の「制限アクセス」が設定したプロジェクトはタスクに依存関係を設定することはできません。
タスク依存関係の解除
1. タスクのプロパティを展開するため、依存関係が設定したタスクにクリック。
2. 依存関係の横に既存設定の項目をクリック。
3.「先行タスク」または「後続タスク」の下にあるタスク名にマウスをオーバーして「＋」を表示させる。
もう一つの方法は、「依存関係」の横にある「＋」をクリックして、「☑️」が入っているタスクにクリックして依存関係の設定を解除することも可能です。
タスク依存関係期日調整
プロジェクト管理者のみ操作可能なアクションです。
①前後のタスク全てが自動調整
・タスクの開始日または期日を変更すると、依存関係が設定されている全てのタスクの日が自動調整され、タスクの期限と間隔がそのままキープされます。
・事前に計画を立てるプロジェクトに適します。
例）タスクBに依存関係を設定しました。それで、タスクAが先行タスクであり、タスクCが後続タスクとなります。
※タスク A 開始日： 9月1日 期日：9月30日 タスクの期間：30日間
タスク AとBのギャップ：1日間
※タスク B 開始日：10月1日 期日：10月31日 タスクの期間：31日間
タスク BとCのギャップ：1日間
※タスク C 開始日：11月1日（タスク Bの期日の翌日）タスクの期日：11月15日
タスクの期間：15日間
タスク Bの開始日を10月26日に、期日を11月4日に変更すると、次のように調整されます。
変更後の状態：
タスク A 開始日：9月26日 期日：10月25日（タスクの期間：30日間、タスク AとBのギャップ：1日間）
タスク C 開始日：11月5日 期日：11月19日（タスクの期間：15日間、タスク BとCのギャップ：1日間）
②後続タスク：間隔をキープ
・タスクの期日を変更すると、後続タスク同士の間隔はそのままキープされます。
・固定配達日等、タスク間の厳密な遅延日がある進行中のプロジェクトに適します。
例）タスクBに依存関係を設定しました。それで、タスクAが先行タスクであり、タスクCが後続タスクとなります。
※タスク A 開始日：9月1日 期日：9月30日 タスクの期間：30日間
期日はタスク Bの開始日の11日間前です。
※タスク B 開始日：10月11日 期日：10月20日 タスクの期間：10日間
開始日はタスク Aの期日の11日間後です。
※タスク C 開始日：11月1日 期日：11月15日 タスクの期間：15日間
開始日はタスク Bの期日の11日間後です。
タスク Aの期日を10月12日に変更すると、タスク A並びにタスク Bが次にように調整されます。
変更後の状態：
タスク B 開始日：10月23日 期日：11月1日 （タスク Aとタスク Bの間隔はまだ11日間です。）
タスク C 開始日：11月13日 期日：11月27日 （タスク Bとタスク Cの間隔はまだ11日間です。）
③後続タスク：指定日の最適化
・タスクの期日を変更すると、プロジェクトの進行予定をキープする為に、後続タスク同士の間隔が縮まることがあります。
・プロジェクトの期限切れを可能な限り回避する必要がある進行中のプロジェクトに適します。
例）タスクBに依存関係を設定しました。それで、タスクAが先行タスクであり、タスクCが後続タスクとなります。
※タスク A 開始日：9月1日 期日：9月30日 タスクの期間：30日間
期日はタスク Bの開始日の11日間前です。
※タスク B 開始日：10月11日 期日：10月20日 タスクの期間：10日間
開始日はタスク Aの期日の11日間後です。
※タスク C 開始日：11月1日 期日：11月15日 タスクの期間：15日間
開始日はタスク Bの期日の11日間後です。
タスク Aの期日を10月12日に変更すると、タスク Bが次のように調整されます。
変更後の状態：
タスク B 開始日：10月13日 期日：10月22日
（タスク AとBのギャップが1日間に縮まりました。）
タスク C 開始日は変更無し。 開始日：11月1日 期日：11月15日
（タスク BとCのギャップが9日間に縮まりました。）
④設定日の自動調整無し
・タスクの開始日または期日を変更しても、依存関係が設定されているタスクの日は自動調整されません。
・タスクの開始日と期限が柔軟で、タスク完了ブロッカーのみに依存機能を使用するプロジェクトに適します。
例）タスクBに依存関係を設定しました。それで、タスクAが先行タスクであり、タスクCが後続タスクとなります。
※タスク A 開始日：9月1日 期日：9月30日 タスクの期間：30日間
※タスク B 開始日：10月11日 期日：10月20日 タスクの期間：10日間
※タスク C 開始日：11月1日 期日：11月15日 タスクの期間：15日間
タスク Aの期日を10月12日に変更すると、次のようになります。
変更後の結果：タスク Aとタスク Bに日付の変更は無しです。